ドローンを飛ばす機会が無く1ヶ月や2ヶ月など、長期間にわたりドローンを起動させることなくケースに入ったままの状態になることがあると思います。
ドローンの技術は日々向上し続けており、ドローンを安全に飛行させるためのシステムやドローンの機能を向上させるために、ユーザーが購入したドローンに対して定期的にファームウェアアップデートが行われています。
ドローンの日常点検としてドローンのプロペラの破損状況を調べたり、バッテリー状況を管理することは大切ですが、目に見えないファームウェアのアップデートも更新がないか確認することもメンテナンスの1つとして頭に入れておくことが大切です。
ファームウェアアップデートはドローン本体とコントローラー(プロポ、送信機)の両方行う必要があります。
ドローンは最新のファームウェアでなければ飛ばせない?
DJIのドローンの場合では、ファームウェアアップデートを最新のものを使用していないとドローンを飛行できないようにロックする仕様になっています。
ドローンにより異なりますが、USBケーブルを繋いで電力を供給しアップデートを行うもの、バッテリーを差し込んだ状態でアップデートできるものなどさまざまです。
ドローン本体のファームウェアアップデートは、アップデート容量が400MBなど大きい場合があり、更新にも20分近く時間がかかることもあるため注意が必要です。ドローンを飛ばす当日ではなく、前日には必ず行っておきましょう。バッテリーの充電やプロペラの品質チェック、持ち物の忘れなどを行うと同時にやっておくとよいです。
ドローンの空撮映像を撮るためにドローンを持って目的地へ着いて飛ばそうとしたときに「ドローンのファームウェアアップデートが必要」という経験をしたという方も多いはず。アップデートにWiFiではなくスマートフォンのデータ通信を使用すると、大きくデータ通信容量を使用してしまいます。
同時にアップデートには時間がかかるため撮りたい空撮映像が撮れなくなってしまう恐れもあります。
バッテリーにもファームウェアアップデートが必要なドローンが存在します。ドローンに取り付けてドローン本体とバッテリー両方のファームウェアアップデートを行いましょう。
バッテリーを複数個所持している方は、すべてのバッテリーのファームウェアアップデートが必要になります。バッテリーのファームウェアアップデートを行っていない場合、ドローンを飛ばす当日になって、予備バッテリーに取り替えた際に「ファームウェアアップデートを行ってください」とアラートが出てしまう可能性があります。
深夜にファームウェアアップデートを行うと迷惑になるかも?
ファームウェアアップデートはドローン本体が静かに行うものもありますが、メーカーやドローンによってはアップデート中にずっと音を鳴らすものやLEDの光を点滅させるもの、アップデートが完了した時点でピーボーなど大きな音を鳴らすものなどがあります。
深夜の就寝中にファームウェアアップデートを行っておこうと考えている場合は、一緒に寝ているパートナーを起こしてしまうなどの問題も発生しており注意しましょう。