フェールセーフの考え方とヒューマンエラー

ドローンは空を飛ぶ機器であり、空を飛ぶ物は必ず墜落する危険性があります。墜落したときにはドローン本体だけではなく、地上にいる人や物に衝突し、甚大な問題を引き起こす可能性もあります。

そのような事が起きないように、ドローン本体や送信機(コントローラー)などのハードウェア、制御をするソフトウェアを作り込む必要があります。

フェールセーフという考え方

人は失敗をする生きものです。知識不足で行動を起こしたり、頭で考えていた事と手の動作が食い違ったりすることで事故を発生させます。このようなことをヒューマンエラーといいます。機器は必ず故障をします。使い続けることでいずれ壊れ、トラブルを発生させます。

ドローンを飛行させる上で、人の操作ミスや機器のトラブルにより、ドローンがすぐに影響を受けて墜落しないように、ドローン本体やセンサー類、バッテリー、送信機などのハードウェアに加え、ドローンを制御するソフトウェアを、安全側に作動するような仕組みを初めから設計に組み込む考え方をフェールセーフと言います。

ドローンでは、ヒューマンエラーや機器の故障に加え第三者によるトラブルも想定しなければなりません。GPSを阻害する電波による通信の遮断、自然の突風、鳥や虫などの衝突による部品破損など、どのようなタイミングで発生するかは未知数です。

ドローン自体が自動でホバリングし空中待機をしたり、ドローンが部分的に破損をしても、一定以下の損傷であれば飛行を維持できる工夫がされているドローンもあります。

ドローンとヒューマンエラー

ドローンとヒューマンエラーは切っても切り離せない関係にあります。単純なコントロールミスや「まだ遠くまでいける!」といった人の判断ミスなどがあげられます。

ドローンは搭載されているセンサーやカメラなどを利用し、人の命令を実行すれば物に衝突すると判断すれば、命令を受け付けないようにしたり、命令を最大限守りながら物に衝突しないように動いたりと、安全側に判断し行動します。

ただ、全てのドローンにセンサーが搭載されている分けではなく、ドローンのセンサーが感知しない範囲では命令を実行するため、衝突してしまう危険性がまだ高いのが現状です。

完全ではない自動帰還モード

フェールセーフの考え方が分かりやすく出ているところとして、ドローンがバッテリー不足で帰還できないと判断したり、送信機との通信が途切れた時に自動で帰還するシステムが搭載されているドローンがあります。

ドローンが飛び立った位置に戻ってくる自動帰還モード(Return to Home機能)は、ドローン自身が安全と考えるルートを通って戻ってきますが、センサーやカメラで認識できなかったものに衝突して墜落したり、GPSの誤差でドローンが飛び立ったところから数メートル離れたところに自動帰還する可能性も高いとされています。

その結果、海の上に着陸しようとしたり、同じ平地でも飛び立った広場ではなく道路に着陸してしまったりする報告がいくつも上がっています。
センサーで海上と判断できなかったケースは近いうちにできるようになるかもしれませんが、道路が危険な場所かどうか、スピードを出した車が遠くから接近しているかなどは、まだ検知できていない状況にあります。まだ完璧なシステムではなく、今後の技術革新に期待したいところです。

フェールセーフ機能を過信せず、センサーやカメラを使用した衝突回避や自動帰還はあくまでも補助的なものであり、機能に頼らずヒューマンエラーを少しでも減らすことができるようにすることが大切です。

SPONSOR

ドローン世界No1のシェアを持つDJIの公式サイトが「DJIオンラインストア」です。DJIオンラインストアのポイントは的確なサポート体制。ドローンを製造するメーカーだからこそ行えるアフターサービスが受けられます。
定期的に行われるキャンペーンでは、魅力的なドローンを安く購入することもできます。

【MAX36%OFF】期間限定!MAVIC,SPARK特別価格で販売中