管理人はYoutubeで空撮映像を見ながら「うわぁ〜いいな〜」と思いながらも、その動画を途中で見ることを辞めて次の動画を見始めることがあります。理由は単純で見飽きてしまうからです。ドローンによって空撮された動画は、本当に綺麗で見るものを惹きつけますが、代わり映えのしない動画を延々と20分ぐらい流されても・・・という感じです。
綺麗な映像であっても、同じアングルから撮られた空撮動画をずっと流され続けられたら見ている側も飽きるということです。
Youtubeには、関連動画やおすすめのチャンネルなど、見ている人の興味を引く仕掛けがたくさんあります。その中で、最初から最後までドローンによる空撮動画を見てもらうためには映像に工夫が必要です。
Youtubeへ投稿する動画を一工夫する
Youtubeでたくさんの人に空撮動画を見てもらうためには、ドローンで記録した空撮動画をそのままアップロードしてはいけません。ドローンを飛ばした本人は「ここではこんなことがあったな」と思い出に浸ることもできますが、視聴者は途中で動画に飽きて離脱してしまいます。
空撮動画は動画編集ソフトで編集をしてアップロードします。難しい技術は必要ありません。見せたい部分だけを切り取り、つなぎ合わせて、適切な長さの映像にします。
空撮動画の編集ポイントをまとめてみました。
- ドローンが飛び立つ瞬間を見せる
- アングル内で見せたいものを決める
- 1アングル10秒ぐらい、映像は長くて5分に編集する
- 映像にリズムをつける
- 音楽のリズムに合わせて空撮映像を変えていく
ドローンが飛び立つ瞬間を見せる
Youtubeの再生ボタンを押した瞬間にドローンが地面から飛び立つ瞬間を見せると、視聴者としては「これからどんな映像を見せてもらえるんだろう」とワクワクします。
映像的には、ドローンは地面に着地した状態であり、羽根が回転し砂埃を巻き上げているだけですので、配信する側としては面白くないかも知れませんが、演出として地面から飛び立って数秒間だけ使うと効果的です。(見せたい高度まで上がるまでの途中は入りません)
アングル内で見せたいものを決める
上空で空撮映像を撮っているときに、アングル内で見せたいものを決めることは大切です。例えば、太陽が上がる様子や沈んでいく様子、海の波の動き、山の緑や雪、道路を通る車の動きと動かない自然との対比、遠くに見える屋根並みの美しさなどです。
1つのアングル内にたくさん入れ込むのではなく、これ!という1つを決めます。
1アングル10秒ぐらい、映像は長くて5分に編集する
アングル内で大きな映像の変化がなければ、1アングル数秒から10秒以内ぐらいで次のアングルの映像に変えていきましょう。代わり映えのしない映像は、どんなに綺麗な映像であっても興味を惹きつけません。
Youtube動画は長くても5分くらいに編集します。3分ぐらいの短い映像に編集してもよいです。綺麗な空撮映像を見た視聴者は「まだ空撮映像を見たい!」と思うはずです。そう思ってもらえれば、他の空撮動画を見たり、チャンネル登録をしたりするはずです。
映像にリズムをつける
映像にリズムをつけるために、ドローンの画角を変えることも有効です。正面をゆっくり映し出している映像、ドローンの真下を映しだしている映像、水面を素早く動くなどのスピード感を感じる映像など、いろんなバリエーションを記録しておきます。
いろんな画角、いろんなアングルを組み合わせることで、視聴者の空撮映像への興味を維持します。
音楽のリズムに合わせて空撮映像を変えていく
飛行中のドローンは羽根(ブレード)の風切り音がうるさく、そのままの映像は使い物になりません。音楽を挿入し、ドローンで撮った映像の音は消します。選ぶ音楽は空撮映像に合う音楽をつけます。
音楽の休符(息継ぎ、切り替わりなど)のタイミングに合わせて、アングルや画角の違う映像を次々に切り替えていくことで映像にリズムが生まれます。視聴者と音楽のリズムが一致すると、視聴者が期待したタイミングで映像が切り替わっていくため、気持ちがよくなり、最後まで映像を見続けてもらえます。(あえてタイミングを1度ずつずらしても面白いです。)
編集された音楽は人を魅了する
ここを見てほしい!ここを伝えたい!という思いで人が考え、編集した動画は見たいと思わせる力があります。映画の予告編のように上手な映像であっても、素人が作った継ぎ接ぎ動画でも同じで、見ているとその思いが伝わってきます。
空撮映像を編集した最初の1本目は上手にできないかもしれませんし、膨大な時間がかかってしまうかもしれませんが、数をこなすことで伝えたいポイントが明確になり、作業時間も大幅に短くなります。
せっかく撮った空撮映像は誰かに見てもらいたいですし、思いを共有したい!ですよね。