ドローンの飛行時間は短く10分から30分程度のものが多いです。ドローンを飛ばすために外へ行ったときに「撮りたい空撮映像を記録できる前にバッテリーが切れた」や「目的の場所は空撮できたけど、現地に来てみたらあっちの方も空撮してみたい・・・」などがあると思います。
車での移動に限定されますが、ドローンのバッテリーを車のシガーソケットを使用して充電する方法があります。
シガーソケットを利用してドローンのバッテリーを充電する場合には、車のエンジンを掛けた状態で行います。エンジンを切った状態やアクセサリーのみ通電可能な状態であっても充電できるケースはありますが、車のバッテリーが放電状態のみとなり良くありません。
車で走行中に充電を行うか、環境には悪いですが、エンジンをアイドリング状態にして充電を行いましょう。
ドローン専用カーチャージャーでバッテリーを充電する
ドローンを製造販売しているメーカーより、各ドローン専用のカーチャージャーがアクセサリーとして販売されています。(DJIのPhantom4シリーズ専用のカーチャージャーキット、MavicPRO専用のカーチャージャーなど)カーチャージャーの片方をシガーソケットに差し込み、片方をバッテリーに接続して充電させます。
車側の電圧が低すぎたり、シガーソケットが高温になりすぎる場合には充電をストップさせる機能が備わっているものもあり安心です。
車のシガーソケット部分にDC/ACインバーターを取り付け、DC12VをAC100Vに変換します。AC100V電源に変換することで家庭用の電化製品が使用できるようになります。
家庭でドローンのバッテリーを充電しているように、インバーターにコンセントを差し込んで使用します。この時にインバーターの定格出力に対して充電機器の出力が足りているか確認しましょう。
カーチャージャーを上手に利用したドローンの使い方は2通りあります。
車で空撮したい目的地まで行きドローンを飛ばします。車に戻り、カーチャージャーでバッテリーを充電しながら次の目的地まで走行します。途中でコンビニやカフェで休憩しながらマイペースに移動し、目的地に着いたら、充電できたバッテリーを使用してドローンを飛ばします。
車で空撮したい目的地まで行きドローンを飛ばします。バッテリー残量が少なくなったら、もう1つのバッテリーを使用して空撮を続行します。空撮中に最初にバッテリー残量が少なくなったバッテリーをカーチャージャーで充電させます。この繰り返しを行います。
カーチャージャーを利用したバッテリーの充電には、満充電まで1時間程度かかるものが多く、時間を計算しながら空撮を行うと効率的です。
カーチャージャーとバッテリー複数個購入のどちらが安い?
ドローン本体が決して安くなく、バッテリーを何個も購入したり、カーチャージャーを購入したりと、お金を注ぎ込めない状況も考えられます。2つ目のバッテリーかカーチャージャーのどちらかを購入する場合、価格が安いのはカーチャージャーの方です。
DJIのMAVIC PROの場合、カーチャージャーの定価は5,832円ですが、インテリジェント・フライト・バッテリーは10,584円です。Phantom4シリーズの場合も、カーチャージャーキットは8,035円ですが、インテリジェント・フライト・バッテリーは20,000円です。(2017年2月現在)
使用方法なども含め、一概に比較はできませんが、カーチャージャーを購入した方がコストパフォーマンスは高いかも知れません。