Bebop 2の仕様
2016年末の時点でドローンの世界シェア2位のParrot。2010年に世界で初めてスマートフォンで操作できるホビー用小型ドローン「AR.Drone」を発売したメーカーで、現在多くのドローンがスマートフォンで操作されますが、その基盤を作ったのがParrotです。2015年末にドローン出荷台数は100万台を超えました。
Parrotを有名にしたAR.Droneの形状を変更し高機能版ドローンとして生まれたのがBebop、そのBebopの再設計し直し、最新のテクノロジーや技術を詰め込み、カメラ性能や安全性能を高めたがBebop 2です。
2015年11月17日にサンフランシスコで発表され、日本では2016年3月1日に品川プリンスホテルで発表会を行いました。Bebop 2のテーマは「操縦スキルが不要で、ドローンを箱から出せば誰でもすぐに飛ばせる」こと。
Bebop 2のカラーはホワイトとレッドの2種類。メカニカルな部分を残しながらも形状も色も圧倒的にオシャレなドローン。
機体 | |
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寸法 | 長さ 328mm x 幅382mm x 高さ89mm |
重量 | 500g |
最大速度 | 水平:60km/h、垂直:21km/h |
運用限界高度(海抜) | – |
最大フライト時間 | 25分 |
バッテリー | 2,700mAh |
充電時間 | 60分〜90分 |
カメラ | |
センサー | 1400万画素CMOSセンサー内蔵カメラ |
レンズ | 魚眼カメラ |
ISOレンジ | – |
シャッタースピード | – |
最大静止画サイズ | 4096×3072 |
静止画モード | – |
動画モード | FHD:1920×1080 30p |
最大ビデオビットレート | – |
対応ファイル形式 | – |
静止画 | JPEG、RAW、DNG |
動画 | MOV(H.264) |
内蔵記憶容量 | 8GB |
送信機 | |
動作周波数 | スマートフォンによる |
最大伝送距離 | 300m(Parrot Black SkyControllerを使用する事で最大2km) |
バッテリー | – |
対応モバイルデバイスサイズ | – |
※仕様は変更する可能性があるため、必ず公式サイトでご確認願います。
誰でも飛ばしたくなるドローンBebop 2
Bebop 2の最大のポイントは、他にはないオシャレなドローンを比較的安く購入することができる点です。Parrotに蓄積されたドローンの技術を確実に次の世代に活かしていく姿勢にも好感が持てます。
オシャレなドローンの代名詞
日本ではスペック重視でメカニカルなデザインのドローンが好まれますが、Bebop 2は高性能なドローンでありながら、それを表に出さずカワイイ形をしています。カラーもドローンには珍しくホワイトとレッドの2色展開。配色バランスもオシャレです。
車に例えるならば、ルノーのカングーのようなホノボノさ。中国やアメリカの企業には出せない欧州ならではの雰囲気が魅力的です。
蓄積された技術による細やかな改良
Parrotには2015年末までに100万台を超えるドローンを製造販売した実績があります。そこで蓄積された技術をBebop 2にフィードバックし、全てを新設計しています。
新世代のGPSやWifi技術を採用し、冷却システムの見直し、機体素材を見直し耐衝撃性の強化、プロペラの形状変更と大型化を実施し飛行時の安定化をはかり、カメラの安定性を高めるラバー性の振動止めの取り付け、視認性を高めるためのリアLEDの強化など。
何かにふれるとプロペラが自動停止する機能も搭載し、安全性も強化しています。
控え目な価格設定
Bebop 2は他の同レベルのドローンに対して価格が安価である点も見逃せません。Bebop 2の価格は税別67,500円(2017年2月現在)と、他のドローンの2/3程度。
ドローンの操作がしやすくなる別売りとなる送信機「Parrot Black Skycontroller」を加えたパッケージや、持ち運びに便利なバックパックを加えたパッケージを購入すると少し高価になりますが、圧倒的にスターティングプライスが安いドローンです。