DOBBYの仕様
日本では馴染みのない企業であるZEROTECH。2007年に中国で創業し、航空やビデオをビジネス展開してきましたが、2015年にスマートフォンのチップメーカーとして有名なQualcomm(クアルコム)と組み、2016年に小型ドローン(トイドローン)DOBBYを発売しました。
DOBBYの最大の特徴は、ポケットに入れられるサイズで重量も199gという軽さながら、フルHD動画(4K写真)が撮れることです。
トイドローンでは飛行安定性や画質が満足できないユーザー、通常のドローンでは大きくて日常的にドローンを使えないというユーザーの心を一気にわしづかみにしました。
海外のクラウドファンディングで1万人の予約客をつくり、4億円の資金調達をするというビジネスの上手さも光ります。日本では、技適マークやPSEマークの取得、マニュアルの日本語化などを行い、販売を開始しました。
【国内正規代理店品】Zerotech ポケット セルフィードローン Dobby スタンダード版 D100B-S
機体 | |
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寸法 | 展開:長さ 135mm x 幅145mm x 高さ36.8mm 収納:長さ 135mm x 幅67mm x 高さ36.8mm |
重量 | 199g |
最大速度 | – |
運用限界高度(海抜) | 3.000m |
最大フライト時間 | 9分 |
バッテリー | 970mAh |
充電時間 | 120分 |
カメラ | |
センサー | 1/3.06″CMOS、有効ピクセル数:13メガピクセル |
レンズ | 75°FOV、28mm(35mm判換算)f/2.2、無限焦点 |
ISOレンジ | 100~3200 |
シャッタースピード | – |
最大静止画サイズ | 4208×3120 |
静止画モード | 1枚撮影、セルフィータイマー、連続撮影(バーストショット):2〜15枚 |
動画モード | FHD:1920×1080 /30p(ブレ補正前:4K /30p) |
最大ビデオビットレート | – |
対応ファイル形式 | – |
静止画 | JPEG |
動画 | MP4(MPEG-4 AVC/H.264) |
内蔵記憶容量 | 16GB |
送信機 | |
動作周波数 | 2.4GHz |
最大伝送距離 | 100m(開放的な地域の場合) |
バッテリー | – |
対応モバイルデバイスサイズ | 各スマートフォンによる |
※仕様は変更する可能性があるため、必ず公式サイトでご確認願います。
ちょっとドローン飛ばしたい!気軽に持ち運べる大きさがDOBBYの魅力
DOBBYの最大のポイントはちょっと空撮映像を撮りたいと思ったときに手軽にぶれの少ない高画質映像で撮れるところです。バッテリーを含めて199gという軽さの手のひらサイズのドローンで、フルHD画質の映像が撮れるドローンは今のところ、ZEROTECHのDOBBYただ1つです。
規制対象外の重量199gのドローン
日本の航空法ではバッテリーなどを含めて200g以上の無人航空機(ドローンやラジコンなど)が規制対象となっており、199gのDOBBYは航空法の規制は受けません。(航空法以外のドローンに適用される法や条例などの規制は受けます。)多くのドローンよりも場所を選ばず自由に扱えるドローンとも言えます。
その反面、DOBBYよりも大きく高性能なドローンに対して、飛行安定性や映像のブレ、9分という短い飛行時間は受け入れる必要があります。
気軽に飛ばせるドローン
綿密に計画を練ってドローンを飛ばすのではなく、DOBBYはここでちょっと空撮映像を撮りたい!と思ったときに映像を撮ることができるドローンです。
カバンからポッとDOBBYを出して平らなところに置き、スマートフォンのアプリ「Do.Fun」を立ち上げる。後は「DOBBY GO!」のかけ声で空に飛び立つ可愛いドローン。空撮映像を撮るまでの準備時間が短くて済みます。
価格的にDOBBYの2倍以上の機種にしか付いていない「ターゲット追跡モード」を利用すれば、DOBBYが被写体を追いかけるなど、面白い空撮映像も撮ることができます。
DOBBYの中身はスマートフォン?
DOBBYはメカニカルなことが好きな人の心もくすぐります。DOBBYの中にはandroidスマートフォンで有名なQualcomm(クアルコム)のSnapdragon 801クアッドコア2.3GHzプロセッサーを搭載し、メモリは2GB、16GBのSSDを内蔵し、GPUはAdreno330。
多くのドローンがCPUやGPUなどを明かさない中、DOBBYは内部構造を公開しています。中身はDOBBYはスマートフォン?と思われるようなチップが使用されており親近感が沸いてしまいます。