ドローンにおける最高の操縦技術を競い合うドローンレース世界大会がにわかに盛り上がっています。2016年3月7日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで賞金総額100万ドル(1億2000万円!)のドローンレース世界大会World Drone Prixが開催されました。
世界26カ国150チームが参加し、優勝者はドローン歴2年にも満たないイギリスの15歳の少年で、優勝賞金25万ドル(3000万円)を獲得しました。
ドローンは市場に出回って日が浅く、ドローンレース世界大会の開催回数も数えられるほどしか行われていません。世界中のトップパイロットと言っても経験年数に大きな差がないのかもしれません。今からドローンを始めた人にもチャンスは残っています!
映像を見ながら操縦するFPVドローンレース
ドローンレースはFPV(First Person View)という操作方法で行われます。ドローンの映像が映し出されるゴーグルを付け、ドローンを操縦します。Youtubeなどで「ドローンレース」と検索すると、実際にゴーグルに映し出される映像がいくつもアップされていますが、自分がドローンに乗って操縦しているような臨場感があります。
実際のヘリコプターなどを操縦する感覚と、PCゲームのフライトゲームの感覚のちょうど中間ぐらいにも感じられます。
FPVドローンレースには、FPVドローンレース専用のドローンが必要です。レース用ドローンは海外のネットショップから購入することもできますし、日本のネットショップでも購入することができます。日本のネットショップの場合は海外から輸入していることもあり、比較的価格が高めです。
日本では選考大会も開催
ドローンレース世界大会World Drone Prix(ドバイ)に向けて、日本からは3チーム参加していますが、日本では、予選エントリーを行い、WDP日本予選を開催しました。そこで勝ち残ったのが、FPV Robotics、KART、Team Hitec FPV Japanの3チームでした。
実際のドローンレース世界大会World Drone Prix(ドバイ)では、3チームとも決勝に残ることはできませんでしたが、次の活躍を期待したいです。
日本国内でもドローンレースが開催されている!
日本国内でもドローンレースは開催されていて、2016年は宮城県仙台市で行われた「JAPAN DRONE NATIONALS」や、兵庫県加東市で行われた「Drone Racing Cup in KOBE」などです。
他にも日本ドローンレース協会とハウステンボス株式会社がタッグを組んで、「ジャパン・ドローン・チャンピオンシップinハウステンボス」を開催します。ウステンボス内のLEDイルミネーションのコースを飛行すると言うこともあり、映像の美しさにも期待されています。